【12月下旬】症状回復への明るい兆し

病状の変化(時系列)

群馬での治療 脳神経内科への受診

群馬に帰ってきた翌朝、比較的気分良く目覚めた私は朝食を食べ、その後は特にすることもなかったので久しぶりの実家でのんびりしていました。

普段なら職場で働いている時間なので、実家でくつろいでいることに不思議な感じがしました。

ですが、もうすぐ年末でこれから世間もお休みモードに入っていくので、自分も少し早く長い冬休みをもらったと気持ちを切り替えることにしました。

この時点では年明けからは仕事に復帰しようと考えていました。

群馬に帰って来たものの、症状は依然として続き、常に船に乗って荒波に揺られているようなめまいに悩まされていました。

取急ぎ、群馬で通院できる病院を探さないといけないと思い、まずは心療内科を受診しようと考えました。

しかし、どの心療内科に電話しても完全予約制で、最短でも予約が取れるのは年明けと言われてしまいました。

心療内科ってフラっと行って診てもらうことはできないんですね。この時初めて知りました(笑)

心療内科以外で私の症状を診てくれそうな病院を探していると、幸いなことに近場の脳神経内科さんで診て頂けることになりました。12月21日のことでした。

担当の先生に救急搬送されたことなどこれまでの経緯や症状を伝えると、「いやー、大変でしたねー」と苦笑いされました。

そして「やはり自律神経の乱れが1番疑われますね」と言われました。

自律神経とは

・「交感神経」と「副交感神経」の2つから構成される神経です。
・通常、昼間の仕事中などは交感神経が優位になり、入浴時や就寝時などは副交感神経が優位になり心身ともにリラックスします。
・自律神経が乱れた状態とはこの2つの神経のバランスが乱れることであり、めまい、吐き気、頭痛など様々な不快な症状をもたらします。
・私の場合は交感神経が常に優位になり、心身とも常に緊張状態になりました。
・そのため、さらに外部の刺激(ストレス)が加わると体がストレスに耐えられなくなり、不快な症状が現れます。

先生は今までも同様の患者さんを多く診察していたこともあり、「今飲んでいる薬よりこっちの方が効きますから、試しに1日1回飲んでみてください!」と1種類薬を出して頂きました。

効果絶大な薬 アルプラゾラム 体調回復へ

その薬の名前は「アルプラゾラム」というものでした。

この薬はベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、身体的・精神的な緊張や不安を取り除く薬です(詳しい薬の解説は別記事で説明します)。

とにかくこの薬の効果はテキメンでした!

夜寝る前に1錠服用していたのですが、眠りも良くなり、次の日からもこれまで苦しんでいためまいなどの症状が大幅に軽減されました。

その時はとても嬉しかったのを良く覚えています。

つい先日まで蛍光灯の光や車の通る音さえ嫌だったのが、徐々に慣れていくようになりました。

アルプラゾラムを飲む前までは色んなストレスから身を守るため自室に引きこもっていた私ですが、服用後は徐々に外に出ていけるようになりました。

はじめは夜の散歩から始めました。

夜は真っ暗なので人の視線も気にならないし、車もそれほど多く走っておらず静かなので、受けるストレスが少ないからです。

次に家の近くのスーパーなどのお店に人が少ない時間帯を見計らって入ってみました。

もう少し慣れると昼間に外に出て、雑貨屋に行ってみるなど徐々に自分の身体をストレスに慣れさせ、自律神経失調症の症状が出なくなるよう努力しました。

その甲斐あってか、大晦日を迎えるまでにはある程度日常生活を取り戻すことができました。

ただこの時点では、ストレスが強く掛かるため、駅やショッピングモールなど人の多い場所や車の運転はまだできませんでした。

大晦日

まさかこのような形で2021年最後の日を迎えるとは思ってもみませんでした。

大晦日のため周りのお店もお休みで、この日は大人しく家にいて大掃除をすることにしました。

思えば2021年は特に自分の仕事について色々と考えさせられる年でした。

機会があればまた別の記事でも書こうかと思いますが、このような病気になった原因の一端は自分の仕事に対する思いがあったと感じています。

ただ、一方でプライベートでは楽しい思い出もたくさんあり、総括して良い1年だったのかな、と黙々と大掃除をしながら感じていました。

2022年も良い年になることを願いながら、早々と21時にベッドに入りました。

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