【1月下旬】病気になって最も苦しい期間

病状の変化(時系列)

副作用が強いがよく効く薬「レクサプロ」

新しく神経内科の先生から処方された薬は、「レクサプロ」という名前の抗うつ薬でした。

この薬は比較的新しく開発された薬で、うつ病にかなりの効果を期待できる薬です。

ただし、飲み始めは副作用のみ発現し、効果が現れるのは人にもよりますが、2週間〜数ヶ月程度かかる珍しい?薬のようです。

早速レクサプロを飲み始めた私ですが、やはり副作用が現れ、しかも結構強めに現れてしまいました。

あまりに辛かったので、先生に相談し1日1錠 → 1日半錠に薬を減らしました。

ちなみに私の場合、激しく現れた副作用は吐き気でした。

結局、薬の副作用と思われる症状は3週間ほど続きました。

薬の副作用に加え、元々苦しんでいた症状も強く現れ続け、ただただ辛い3週間でした。

この期間は1日のほとんどの時間をベッドの上で寝て過ごし、昼も夜もない生活をしていました。正直、この期間のことは辛すぎてよく覚えていません(笑)

特に、突然やってくる「意識喪失感」には苦しめられました。

何もしていないのに突然激しい動機とめまいが急に現れるのです。

そのため、この発作がいつ起こるかわからないという恐怖感から、家に1人でいることさえできなくなってしまう程でした。

できる限り家族に協力してもらい、誰かしら家にいてもらうようにしました。

それが難しい時は、家族が外出する前に睡眠薬を飲んで私が寝てから外出してもらうようにしました。

そんな苦しい生活の中でも、唯一お風呂の時間だけはリラックスできました。やっぱりお風呂は最高です!

自律神経が乱れて緊張しっぱなしの私の体も、この時だけは緊張から解き放たれました。

体の緊張が解れると心の緊張も解れるようで、お風呂上がりは心からさっぱりしていました。

お風呂から寝るまでのほんの数時間が1日でホッとできる本当に貴重な時間でした。

うつ病の経過

うつ病の治療を本格的に始めた私ですが、神経内科の主治医の先生から以下の資料を頂きました。

これは、うつ病がどのように治っていくのかを、わかりやすく絵で示したものです。一般的には、以下①→⑥の時期を経て回復していくようです。

①イライラや不安感が少しおさまる
②憂うつ感が軽くなる
③生活への興味が戻る
④簡単な家事や外出ができる
⑤生活が少し楽しめるようになる
⑥症状がほぼなくなった状態

私の場合、イライラというのはほとんどありませんでした。

その一方、発作(急激な意識喪失感)への不安感が非常に強くありました。

1月下旬の段階では①の状態へも達していなかったように思います。

ちなみに、12月の治療中はアルプラゾラムのお陰で①→④くらいまで一気に回復しました。

⑤の段階へ移行するくらいの時期に仕事に復帰しようとしたのですが、復帰のタイミングが少し早すぎたようで、絵にあるような「症状の逆戻り」が起こってしまいました。

どんな病気にも言えることかもしれませんが、症状が再発すると治りも悪くなります。

12月と同じようなペースでの回復を見込んでいた私は、レクサプロを飲み始めて2〜3週間経っても一向に病状が好転しない状況に、少し焦りや不安がありました。

精神的にはこの時期が1番辛かったように思います。

YouTubeで好きなアーティストの曲を聴いたり、リラックスできるBGMみたいなのを流したりと、辛い感情に負けないように必死に気を紛らわせていました。

そんな苦しみに日々耐え続けているうちに、1月もあっという間に終わってしまいました。

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